検察側の罪人で考えたい正義
西川絵里香が弁護士、検察を題材にした作品を紹介します。
「検察側の罪人」のあらすじ。
若手である沖野啓一郎は最上毅を教官として研修を受けていました。
実習を経て東京地検に配置後、癖のある闇ブローカー諏訪部の取調べを任されます。
最上のポチとからかわれてあしらわれてまともに相手をされない中、蒲田で老夫婦が殺される時間が発生します。
金庫もあったため強盗殺人の線も濃厚でしたが、被疑者の名前が挙がっていく時に最上の因縁のある男の名前を見つけました。
松倉重生という男で、かつて最上が学生時代を過ごした北豊寮のアイドル的存在でもあった、管理人負債の一人娘である由季が殺害された時の重要参考人だったのです。
感想
検察側の罪人は元SMAPである木村拓也が最上を演じ、これまでのライトな雰囲気とは打って変わってどこか謎めいたダークヒーロー的な雰囲気を醸し出していました。
対する若手の沖野を二宮和也が演じていて、お互いの感情と思惑などが複雑に絡み合い、終始はらはらしながら食い入るように画面を見つめるしかできませんでした。
その一方で周囲を彩る女性陣たちの存在感も色濃く、とても強さを感じられるものです。
解釈が難しいのですが、正義について改めて考える機会になりました。