西川絵里香の弁護士調査ブログ

西川絵里香と申します。

「ステキな金縛り」を見て

西川絵里香が弁護士、検察を題材にした作品を紹介します。
「ステキな金縛り」のあらすじ。
深津絵里演じる弁護士として後が残されていない宝生エミが、ある殺人事件の容疑者を弁護することになります。
容疑者の無実を示すために当日の容疑者の足取りを辿っていくと、古びた旅館で落武者の幽霊に出会います。
犯行当日、容疑者の姿を見たという幽霊が現れたことで裁判は大きく動き出します。
アリバイの証拠にと提出したのは、落武者の幽霊である西田敏行更科六兵衛の証言です。
落武者の幽霊をどうやって法廷に連れてくるか、そして弁護士にどうそれを証拠として証言させるか課題は多いですが、三谷幸喜監督が面白く演出しています。

感想

「ステキな金縛り」はまず脚本がとても面白く、落武者が法廷で無罪を主張するという構図がすでにおもしろさを感じます。
監督は三谷幸喜さんで、出演されている俳優陣もとても豪華でした。
脇役までも豪華なので、見ごたえ抜群。
そして最後までどうなるかわからない展開に、殺人事件で逮捕されているというのに面白おかしく見ることができました。
ドタバタとしたコメディーで設定はあり得ないにも関わらず、ドキドキして次がどうなるのか期待しながら見られる作品でした。

2015年7月18日に公開された「HERO」

西川絵里香が弁護士、検察を題材にした作品を紹介します。
HEROは、テレビドラマから始まった検察官を題材とした物語であり、今回が劇場版の第二弾になります。
第二弾は8年ぶりの作品になりますがキャストはテレビドラマと同じです。
今回の劇場版では、交通事故で死亡した女性が重要な証人である事がわかり事件に何かしらの裏があると感じた主要キャストの検察官が合同で捜査を開始する所から物語が始まります。
真実に辿り着こうとすると様々な壁が立ちはだかる事になり、事件はますます難解を極めていき外交官や大使館まで出てきます。
その状況でも屈すること無く、舞台は日本から海外に移ります。

感想

テレビドラマかずっと見ており、前作のHEROでも良作だと感じていましたが、今回は更に前作を上回る出来だと感じました。
舞台が日本から海外まで広がっているので、世界観の広がりを感じることが出来ましたし、キャストが同じだったのも嬉しかったです。
主人公は常に正義を追い求めて、真っ直ぐな姿勢を貫いていたのも好感を持つことが出来ました。
もちろんストーリーにも魅力がありましたが、色褪せないキャラクターにも懐かしさを感じました。

検察側の罪人で考えたい正義

西川絵里香が弁護士、検察を題材にした作品を紹介します。
検察側の罪人」のあらすじ。
若手である沖野啓一郎は最上毅を教官として研修を受けていました。
実習を経て東京地検に配置後、癖のある闇ブローカー諏訪部の取調べを任されます。
最上のポチとからかわれてあしらわれてまともに相手をされない中、蒲田で老夫婦が殺される時間が発生します。
金庫もあったため強盗殺人の線も濃厚でしたが、被疑者の名前が挙がっていく時に最上の因縁のある男の名前を見つけました。
松倉重生という男で、かつて最上が学生時代を過ごした北豊寮のアイドル的存在でもあった、管理人負債の一人娘である由季が殺害された時の重要参考人だったのです。


感想

検察側の罪人は元SMAPである木村拓也が最上を演じ、これまでのライトな雰囲気とは打って変わってどこか謎めいたダークヒーロー的な雰囲気を醸し出していました。
対する若手の沖野を二宮和也が演じていて、お互いの感情と思惑などが複雑に絡み合い、終始はらはらしながら食い入るように画面を見つめるしかできませんでした。
その一方で周囲を彩る女性陣たちの存在感も色濃く、とても強さを感じられるものです。
解釈が難しいのですが、正義について改めて考える機会になりました。